健康保険法:「傷病手当金」の「不服申立て」の規定

健康保険法:「傷病手当金」の「不服申立て」の規定

「健康保険法 傷病手当金 不服」について

 

◆ 健康保険法の第9章は「不服申立て」に関する条文になっていて、第189条は、以下のような条文になっています。

 

健康保険法 第189条被保険者の資格、標準報酬又は保険給付に関する処分に不服がある者は、社会保険審査官に対して審査請求をし、その決定に不服がある者は、社会保険審査会に対して再審査請求をすることができる。

 

2 審査請求をした日から60日以内に決定がないときは、審査請求人は、社会保険審査官が審査請求を棄却したものとみなして、社会保険審査会に対して再審査請求をすることができる。

 

3 第1項の審査請求及び前2項の再審査請求は、時効の中断に関しては、裁判上の請求とみなす。

 

4 被保険者の資格又は標準報酬に関する処分が確定したときは、その処分についての不服を当該処分に基づく保険給付に関する処分についての不服の理由とすることができない。

 

◆ 平成18年に健康保険法が改正され、傷病手当金についても変更がありました(適用は平成19年4月1日から)。内容は、それまで病気やケガで休んだ期間、1日につき、標準報酬日額の60%だったのが、66%(3分の2)に引き上げられました。また、働くことができない期間について、@事業主から報酬を受けた場合、A同一の傷病によって障害厚生年金を受給している場合、に関しては、傷病手当金の支給額が減額されます。さらに、@Aからの額が、傷病手当金日額を上回る場合は、傷病手当金からの支給はO円になります。

 

◆ そもそも、傷病手当金とは、健康保険の被保険者が、病気やけがのために働くことができず、連続して3日以上勤めを休んでいるときに、4日目から支給されるという制度です。会社等が、こうしたケースで、例外なく給与を支払う現実があれば、必要のない制度ですが、そうではないために、労働者を守るため、設立されている制度です。

 

◆ なお、平成18年の健康保険法の改正により、健康保険を任意継続中の人に関しては、平成19年4月1日以降、傷病手当金の支給が廃止されます。

 

 

(「 健康保険法 傷病手当金 不服 」の記事 終わり )